仮想通貨イーサリアム(ETH)の設立者Vitalik Buterin氏が、昨年11月にビットコインキャッシュからハードフォークして誕生したBitcoinSVを「完全な詐欺である」と述べ強硬な姿勢を示した。

3日、ユーチューバーのHardcore Crypto氏とのインタビューでButerin氏は、BitcoinSVや仮想通貨取引所のBinanceの対応に対する自身の見解を示した。

「BitcoinSVが完全な詐欺行為なのは明確ですが、Binanceからの上場廃止は非常に興味いものでした。これを支持する議論もありますが、しかし一方でこれは集中力のある管理ではないかという議論もあります。」

BinanceがBitcoinSVを上場廃止したことの意味は、単純にBitcoinSVが詐欺であるからということだけでは片付けられない。

この一件で、BinanceはBitcoinSVよりもはるかに大きな潜在的脅威を提示しているということが明らかになった。

大手取引所のBinanceのあいまいな裁量でどの仮想通貨が好ましいか決定するのは「全体主義的」という批判も出ており、Binanceはリストに載せるためにプロジェクトから法外な料金を要求するといった過去の歴史もある。

「彼らは大きな上場料を求めています。彼らが決定する取引ペアによって、コインの勝ち負けの影響は変わります。今回の上場廃止についても、他のすべてを見ずにその1つの上場廃止を決定するのは奇妙なことです。」

さらにButerin氏は、Binanceが低下した場合、ほとんどの暗号通貨市場も同様に低下してしまう点も問題点として指摘した。

参考:CCN