ビットコインATMを提供しているCoinmeは17日、米国のいくつかの州でキオスクを介してビットコインの購入を可能にするCoinstarと提携したことを発表した。

Coinstarとは、米ワシントン州ベルビューに拠点を置くCoinstar社が提供するコインを紙幣に換金してくれるコイン換金機で、現在カナダ、イギリス、アイルランド、ドイツ、スペイン、イタリア、フランスなど、世界の大手小売店で約20,000台が設置されており、昨年夏からすでに日本でも導入されている。

機械は世界各国で設置されているが、ビットコインの購入に関しては米カリフォルニア州、テキサス州、ワシントン州の特定の店舗に設置されている機械のみが対応している。プレスリリースによると、ローンチが成功すれば「米国市場および小売業者に拡大する予定である」と言う。

Coinmeの共同創設者兼CEOのNeil Bergquist氏は、Coinmeとの新しいパートナーシップにより消費者へ「ビットコインを購入するための便利で簡単な方法」を提供することが可能になったと説明し、これによって「この活気に満ちた新経済に参加することがより容易になるはずだ。」と付け加えた。

CoinstarのCEO、Jim Gaherity氏も同様に、「Coinstarは常に、キオスクを訪れたときに消費者に価値を提供する新しい方法を模索しています。Coinmeの革新的な配信メカニズムとCoinstarの柔軟なプラットフォームにより、消費者は簡単に現金でBitcoinを購入すること可能になります。」と語り、ビットコイン購入が容易になったことを強調した。

Coinsterの利用者はコイン(実際の小銭)を利用するが、プレスリリースによると、現時点では小銭のコインはビットコインの取引には使用ができず、米ドル紙幣のみで上限2,500ドルまで使用可とされている。

ビットコインを購入するには、ユーザーは自分の電話番号をキオスクに入力して紙幣を挿入する必要があり、指定されたコードを受け取り、それを使用してオンラインでコインアカウントを作成することでビットコインを引き換えることができる。

参考:CoinDesk