仮想通貨トロン(TRX)がアップグレードを行うことをトロンCEOであるジャスティン・サン氏が発表した。
今回のアップグレードによってどれくらい性能を高めるかというと、イーサリアムと比べ200倍速く、EOSに対しては100倍安くなったと同氏はコメントしている。
この発表を受けてか、一時価格も上昇。大手仮想通貨ランキングサイトのコインマーケットキャップによれば、TRXは第11位に位置しており徐々に取扱量も増えてきている。
また先日、アリババが仮想通貨取引所を計画しているのに対し、トロンが数か月に渡り支援を続けていることでも話題となった。アリババと言えば、CEOであるジャック・マー氏がブロックチェーンは認めつつも、仮想通貨に対しては否定的な姿勢をとっていることでも有名だが、アリババは取引所開設に対して、真剣に検討していると関係者の話から明らかとなっている。
ジャスティン・サン氏はジャック・マー氏が学長を務める起業家養成のビジネススクールを卒業しており、ジャック・マー氏とは学長と元生徒という関係性があるということも知られている。
トロンはシステムアップグレードだけでなく、ファイル共有サービスであるビットトレントを買収したことでも話題となり、TRXが使える環境も徐々に広め続けている。