SBIグループによる仮想通貨取引所の開業が待たれています。国内では、「SBIバーチャル・カレンシーズ」。海外向けにはグローバルな取引所、「Digital Asset Exchange(仮称)」が開設予定となっています。Digital Asset Exchangeは以前、「SBI MAX(仮称)」や「Global MAX(仮称)」とされていた取引所のことです。
SBIホールディングスが11月30日に発表した、インフォメーションミーティングの資料によると、グローバルな仮想通貨取引所、Digital Asset Exchangeは2018年1月を目標に香港での開設を準備中としています。
気になる取り扱い通貨ですが、明確にはされていませんが、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)などの画像が同資料の中で確認されます。日本のユーザー向けに日本語対応なども期待されますが、現状では明らかではありません。
また、日本向けといえば、SBIバーチャル・カレンシーズが注目されています。開業予定は万全な準備が整い次第とされていましたが、もう少し具体的な時期が分かりました。日経新聞により伝えられています。
SBIバーチャル・カレンシーズは10月から11月30日まで口座開設の先行予約をしていましたが、予想を大きく上回る数万単位での予約があったとのことです。取引開始は年明けを目指して準備を進めています。
こちらでも気になる取り扱い通貨ですが、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)の3種類を現在予定としています。
先行予約だけで数万単位ということですから、実際に稼動し始めればそのユーザー数はさらに跳ね上がるでしょう。当初夏頃を予定としていましたが、セキュリティ対策やシステム重視ということで時期をずらしているようです。
SBIバーチャル・カレンシーズとDigital Asset Exchange、両社とも年明けを予定していますので、この時期に一気に仮想通貨市場が加速していくと思われます。SBIグループによる仮想通貨への取り組みから目が離せません。
参考:SBIホールディングス(PDF) , 日経新聞