Segwit2xによるビットコイン(BTC)の分裂問題。先週、BitGoのCEOであるマイク・ベルシェ氏がBitmainのジハン・ウー氏ら他複数署名により一時中止との声明が出され、ビットコイン保有者らからは胸をなでおろす声も散見されましたが、昨夜、一部のマイナーによりハードフォークを強行する動きが見られました。
結果、Segwit2xのハードフォークはバグなどにより、新しいブロックの生成は行われず、再度失敗に終わったと見られています。
国内大手仮想通貨取引所の「Coincheck(コインチェック)」では、ツイッター上で注意喚起と情報提供を行っており、以下のように説明しています。
「状況としましては、実際に一部のマイナーにハードフォークを行う動きは見られましたが、マイニングに使われるソフトウェアの不具合や仕様の周知が足りず、SegWit2xの仕様でのブロックは採掘されていないようです。」
コインチェックでは、顧客保護の観点から分岐の恐れのある時間帯には一時ビットコインの出金停止をするなど対応に追われました。
今回はSegwit2xという既存のビットコインのブロックサイズを1MBから2MBへと引き上げるためのハードフォーク案でしたが、これはしばらく行われないと考えて大丈夫そうです。
先月分岐したビットコインゴールド(BTG)や、来月にはビットコインシルバー(BTSI)、その後もビットコインキャッシュプラス(BCP)、ビットコインダイヤモンド(BCD)など、ビットコイン(BTC)からはさまざまな分岐が懸念されていますので、ビットコインを保有している方は都度確認をしておくようにご注意下さい。
ビットコインは18日15時現在で、約86万円、直近24時間の価格変動は約2.5%のマイナスとなっています。このところの高騰もあったので一時調整局面と考えられています。今後の相場動向から目が離せません。