何かと分裂の危機にさらされている仮想通貨のビットコイン(BTC)。11月15日前後にSegwit2xによるハードフォーク(B2X)が懸念されていましたが、先週、これを一時中止とする声明がBitGoのCEOであるマイク・ベルシェ氏から出され無事回避したという安心の声が多く聞かれました。
また、先日にはビットコインからビットコインゴールド(BTG)が誕生したばかりですが、今度はビットコインキャッシュプラス(BCP)が生まれようとしています。
名前が「ビットコインキャッシュプラス」ということなので、少しややこしいのですが、これはビットコインキャッシュからの分岐ではなく、ビットコインからのフォークで、ビットコインキャッシュプラス公式では2018年1月2日にビットコインを保有しているユーザーを対象に付与の権利が与えられるとしています。
これにより、年末にはビットコインキャッシュプラスの付与目的で買い圧力が強まるとの予測もされます。1月2日の前後ですので、残す所あと1ヶ月と少しです。この前後ではボラティリティ(価格変動率)が拡大する恐れもあり、大きなレバレッジをかけた取引はリスクが高いと考えられますので、ご注意下さい。
また、14日に行われたビットコインキャッシュのハードフォークでは、アルゴリズムの修正が行われましたが、安定しない場合には分岐する可能性もあるとのことです。確率としては極めて低いと考えられていますが、これで生まれるのがビットコインキャッシュクラシック(BCHC)という名称になるので、混同しないようお気を付け下さい。
仮想通貨取引所での対応方針など正式な発表はまだ確認できていませんが、ビットコインを保有されている方は、ご自身が利用されている取引所のアナウンスを確認するようご注意ください。