7月26日、大手家電量販のビックカメラが全店舗、およびグループのコジマ、ソフマップの一部店舗で仮想通貨ビットコインによる決済サービスを導入した。
ビックカメラでは4月7日から2店舗でビットコインでの支払いを受け付けており、ユーザーから反響を得られたことから対応する店舗を増やしていたがここにきて遂に全店舗の対応に至った。
今回の決済サービスは仮想通貨関連企業のbitFlyerのシステムを使い、1度の会計での使用限度額を10万円分のビットコイン(BTC)までとしている。気になるポイント還元は現金と同じく10%ポイントサービスが適用される。
bitFlyerの提供するiOS/Android対応のウォレットアプリにビットコインを入れておけば、すぐに使えて便利だ。これを利用するためにはbitFlyerで口座開設をしておく必要もあるが、bitFlyerは開設がすぐにでき初心者でも簡単に扱えるのが特徴だ。
このところビットコインは分裂騒動などで先行き不安な声も多く、大手メガネチェーンのメガネスーパーは7月25日からこれを懸念して、一時決済サービスを中止している。8月1日からのハードフォークによる利用者保護からの観点だが、このタイミングでビックカメラがビットコインに決済対応したというのは一歩踏み切った感もある。
今回のビットコイン対応は訪日外国人など、観光客をターゲットとした狙いが伺えるが、こういった働きによって国内でも本来の通貨として普及される日も近いかもしれない。まだ投機として見られがちなビットコイン。ビックカメラ全店が決済対応したことを受け、これからさまざまな企業や店舗が決済に対応していくと考えられており、各所では今後の動向が期待されている。
参考:ビックカメラ