元TBSワシントン支局長でありジャーナリストの山口敬之氏に準強姦(飲酒などによる心神喪失・抗拒不能にさせて姦淫)をされたと主張する詩織氏と名乗る女性が29日に記者会見を開き、山口氏が不起訴となったことに対し、検察側に不服申立てを行ったことを明かした。

上からのパワーとは一体?

山口氏と2人で飲酒をした後、同行したホテル内にて性的暴行を受けたとし、警視庁に被害届を提出したが、一度受理されたのち、警察からは「上からの指示があり逮捕はできません」と捜査員から連絡が入り、捜査も打ち切り、結果検察でも不起訴になったとのこと。詩織氏が述べるところによると「知り得ない上からのパワーがあった」としているが、そのようなものはあるのだろうか?“上からのパワー”とは一体何のことを指して言っているのか、謎を呼んでいる。

会見では共謀罪の審議についても触れており、強姦罪の改正案を優先するべきだとする意見も主張している。今回の会見であえて共謀罪の審議について引き合いに出したのはなぜなのか。真意についてネットでも議論が交わされている。

安倍首相によるもみ消しだとする意見も多く見られるが、そもそもここで安倍氏の名前があがってくる事自体が論点としてズレているのではないだろうか。確かに山口氏は安倍氏の記者として関係があったのは事実のようだが、今回の件は明らかに安倍氏とは関係がない。飛び火だと言えるだろう。

そもそも、酒に酔った大人の男女がホテルに行くとなれば、いくら酩酊状態であったとしても、このようなことは想定できたのではないだろうか。

事実を証明できなければ泣き寝入りか?

話は戻るが、検察が不起訴とした理由はどうあれ、証拠不十分であれば、不服申し立てを行ったところで勝ち目は薄い。これが決定的な新しい証拠があれば事実を証明することができるのだろうが。

涙ぐみながらの会見であったが、事実が明らかになる日は来るのだろうか。実際に不可抗力による“性的暴行”があったのであれば、もちろん許されてはいけない。詩織氏としてもこのまま泣き寝入りでは、あまりにも気の毒な話だ。女性を傷つける犯罪は決して許されてはいけないが、こういった事件は表面化することも少なく、被害女性としても泣き寝入りをする事例もある。

そこで、暴漢に襲われそうになった際に役立つアプリ『喋る防犯ブザー』がオススメ。このアプリでは不審者などがいた際に起動させれば、最大音量でブザーが鳴らすことができるので、怪しいと思ったり、暴行を受けそうになった際には、その身を守ってくれるでしょう。普段から怪しい人とは距離をおいたり、2人きりで飲酒をするのであれば、その相手がどういった人か知った上で、警戒をしていく必要があるのかもしれない。

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