イラン中央銀行(CBI)は中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「クリプトリアル」の試験運用を本日開始した。イランの商工会議所曰く「クリプトリアルは追跡しやすいように設計されている」と語っている。
イラン中央銀行はクリプトリアルを開発した目的として以前、紙幣をプログラム可能なエンティティに変えることと説明しており、そのセキュリティの高さも特徴の一つであるとしている。
クリプトリアルは追跡がし易いように設計されているとイランの商工会議所が説明しており、例えばスマートフォンのデータがハッキングされたとしても容易に追跡ができるという。
イラン政府は最近、暗号通貨に関する「包括的かつ詳細な規制」の枠組みを承認し、当局は新しい規制枠組みのもとで、暗号通貨マイニングのライセンス付与を再開している。
今月始め、イランの担当副大臣であり貿易促進機関の会長であるアリレザ・ペイマンパック氏は月初に、新たな規制枠組み下での取り組みが首尾よく行われていると語っており「9月末までに暗号通貨とスマートコントラクトの使用は対象国との貿易で広まっていくだろう」と述べた。