水曜日、イーサリアム財団は来月に迫る「The Merge」アップデートについて、オンチェーンの取引手数料の引き下げやスループットの改善などは行われないことを明らかにした。The Mergeに対して多くの期待が寄せられる中で、The Mergeに含まれない機能についても言及した。

イーサリアム財団はイーサリアムの取引手数料であるガス料金は「ネットワーク需要の産物」であると語り、The Mergeによって手数料が下がるようなことはないと明言した。

The Mergeが行うことはコンセンサスアルゴリズムの変更であり、現在のプルーフ・オブ・ワークから次世代のプルーフ・オブ・ステークへのアップデートとなる。

ネットワークを維持するノードの手法がドラスティックに替わるインパクトの大きなアップデートのため大きな注目を集めるEthereumのThe Mergeだが、今後も大きなアップデートとして「The Surge」「The Verge」「The Purge」そして「The Splurge」の実装が待っている。

しかし、いずれもガス料金がすぐさま引き下げられるような内容のアップデートではないが、暗号通貨バブルにより高騰を招いたガス料金だが、高騰以前も含むここ3年間で現在は最も安価で安定しているという。

現在のガス料金に満足できないユーザーにとってはレイヤー2ソリューションの利用をコミュニティからは推奨されている。