大手暗号通貨取引所Binanceが、アルゼンチンサッカー連盟(AFA)とパートナーシップ契約を締結したことが明らかとなった。この契約により今後5年間BinanceはAFAのメインスポンサーとなり、新たなファントークンの発行も担うこととなった。
AFAは南米地域における最古の国際サッカー協会として知られ、アルゼンチンは現役最高峰の選手であるリオネル・メッシ選手を輩出したサッカー大国でもある。AFAは以前にファントークンプラットフォームであるSociosと提携して他のファントークンをこれまでに発行してきたが、Binanceとのパートナーシップにより新たなトークンが発行されることがアナウンスされた。
このパートナーシップはAFA側にスポンサーシップによる資金をもたらし、Binance側にはテクノロジーに精通していない可能性のあるユーザーへ新たに暗号通貨への道を提供することが出来ると述べている。
BinanceのMaximiliano Hinzディレクターは「この合意を通じて、私たちはすべてのレベルでアルゼンチンのサッカーをサポートし、Binance、暗号通貨の世界、およびブロックチェーンを全国および世界中のサッカーファンに紹介したいと考えています。」と語った。
一方で新たなファントークンに関して、以前からトークンを提供してきたSocios側からは法的措置を講じる考えが明かされている。すでにファントークンが存在している状態で、さらなるトークンの発行はファンを混乱させ、以前発行されたトークンへとファンを流入させる恐れがあることが指摘され、またSociosはSociosとAFAとの3年契約にサインしたにも関わらず、わずか9ヶ月で新たな契約がされたことに怒りを顕にした。
Sociosは、自身の発行したファントークンを購入したファンの権利を保護するためにも全力を尽くすと述べ、重大な契約違反に直面しており法的措置を講じることを強調した。