IT業界のお騒がせ男としてお馴染みの起業家ジョン・マカフィー氏が脱税と詐欺の容疑で5日、滞在先のスペインにて逮捕されアメリカへ強制送還されることとなった。
米国司法省(DOJ)と証券取引委員会(SEC)によるとマカフィー氏とそのボディーガードは不正にICOを広告したとして起訴された。2017年11月から2018年2月にかけてマカフィー氏のTwitterフォロワーに対して少なくとも7つのICOを宣伝し2310万ドルに及ぶ報酬を得ていたが、SECによればこれらのトークンは連邦証券法に違反するトークンであり、これらのトークンを宣伝するために得られた報酬は所得として申告されていないと述べられている。
また、DOJによればマカフィー氏は仮想通貨の宣伝やコンサルティング業務、公園、ドキュメンタリーなどの販売から数百万ドルの収入を得たにもかかわらず納税申告書を提出していないと語っている。
マカフィー氏は自身が税金を支払っていないことを公言しており、このことを脱税ではなく納税の拒否であるとTwitterで強調しているが、彼の主張が認められず脱税で有罪判決を受ければ最大5年の懲役刑を受けることとなる。
参考:米国司法省