米ドル連動のステーブルコインを発行しているパクソスが、金に連動したステーブルコイン、PAXゴールド(PAXG)を発行したと発表した。

パクソスはすでにステーブルコインであるパクソススタンダードトークン(PAX)を発行しており、多くの投資家から認知されている。

PAX自体もコインマーケットキャップにて33位に位置していることもあり、人気がある通貨として認められている。

そのパクソスが金連動のステーブルコインを発行したことで今後、多くの投資家は購入へと進んでいくことだろう。金自体も昔から保有資産として安定性があるため、さらに金相場が右肩上がりを示していることもあることから、ビットコインと比べ将来的に競争を繰り広げられていくことだろう。

パクソスの認知度だけに限らず、PAXGがニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から認可を受けていることもあり、規制された初めてのデジタル版ゴールド商品になるという。

法定通貨や金でPAXGの売買が可能となり、PAXGは金のバーに償還できるというので、金だけでなく仮想通貨にも資産を持ちたい投資家にとっては最適だろう。

市場規模が約960兆円と言われている金に対し、パクソスのチャールズ・カスカリラCEOは金が流動性に乏しいところをPAXGは解決すると期待を示している。

同CEOは金の現物保有は効率が悪く、時代遅れの投資、他の投資商品に対しレバレッジできないとデメリットを指摘している。

同CEOの意見に同意する取引所も多く出てくることも考えられ、徐々に取引所が採用へと進んでいくことだろう。

日本においてはまだステーブルコインを受け入れる体制が整っていない状況と言えるが、今後ステーブルコインが採用されれば、PAXGも採用していくことだろう。

参考:PR Newswire