リップル社の仮想通貨XRPの「投げ売り」とも称される定期的な売却について、反対する声が上がる一方で「これからも推し進めていくべき」だと言う意見が上がるようになってきた。
リップル社のXRPの大量売却に不満を持った通称「Stop Ripple dumping」の名を持つ、2000人以上の投資家が大量売却の反対運動を持ちかけている。
リップル社がXRPを定期的に売却する理由は、エコ活動を推進する団体や大学などに寄付及び投資しているからだが、それでも反対側にとっては良い印象は持たれないという。
反対派の一人は「数十億XRPが投げ売りされている事で価格が大幅に落ちている。XRPに対しての将来性には期待しているが、こう言ったバカげた事は今すぐ注意したほうが良い」と語っている。
このような声は共感を集めている証拠なのか? 9月になると3000人近い署名となり、また場合によってはブロックチェーンの分岐であるフォークや、コミュニティーで不正を仕掛けると言った過激な発言まで飛び出した。
このような事態を表現しているかのように、リップル社のCEOは「謎のFUD(不安や不確実、疑い)」が頭痛の種になっていると明かしている。
そう言った混乱の中、賛成派の声がようやく目立つようになってきた感じである。オンライン署名サイトのchange.orgには「投げ売りを推進するべき」だといった声が、今月6日に250人ほどの賛同の声として集まっている。
賛同者の意見としては「XRPが広く世間に認知されるための戦いであって、様々な課題がXRPには解決できる」としている。
XRPの投げ売りは確かに価値の暴落から不安になるかも知れないが、これからの将来性を考えるとイメージアップに繋がるし、将来に対して大きく働きかけるとも言われている。確かに大量にお金を有していると思われる所が、そのお金を将来のために大胆に寄付するのは、よく聞く話であるように思われる。
実際に一部反対派の中には、投げ売りに対して部分的に理解を示す声もあり、必ずしもやっている事は間違いとは言い切れないと言えるだろう。