スイスのツークに本拠地を置く仮想通貨取引所のSmart Valor(スマートヴァロー)は、仮想通貨のビットコインやイーサリアムのみならず、4種類の法定通貨の取引をスタートさせた。
スマートヴァローは2017年に立ち上がった会社だが、スイスの金融サービス品質保証協会であるVQFから認可された数少ない仮想通貨企業の一つである。
スマートヴァローの活動はとにかくアクティブで、すべての資産をトークンにして分散型プラットフォームにする計画をしていたり、また取引所や仲介業、カストディ(有価証券を保管や管理をすること)のサービスを統一化している。
なお、そのトークンも容易に発行できたり、ファンドや不動産開発業者、資産発行者にまで向けた事業を展開していると壮大なビジョンを有している。
ちなみにツークはアメリカのシリコンバレーを意識して「クリプトバレー」とも呼ばれている。税制が他の国よりも安く、その為に人口の三割が他国からの移住者でジョンソン&ジョンソンやシーメンス、など名だたる企業が本拠地としてツークに構えている。
また、2019年3月に開かれたクリプトバレー・サミットにおいて、ウエリ・マウラー・スイス連邦大統領兼財務相がブロックチェーンによるビジネスを促進する事を宣言していたり、他に日本や韓国の企業にも呼びかけていたりするなど、国を挙げてクリプトバレーを一大産業地にしている事が分かる。
スマートヴァローは毎月新しい通貨を出す計画とも言っており、スマートヴァローに限らずツークやクリプトバレーの通称もより世界に知れ渡る事になるはずである。
参考:SMART VALOR