マレーシアはブロックチェーン技術者の需要に対処するため、ブロックチェーン技術フリーランサーを対象とした就労ビザプログラムを開始した。18日、現地のニュースメディアStarが報じた。
同プログラムは、デジタル技術による経済発展を促進するマレーシア政府機関「マレーシア・デジタルエコノミー公社(MDEC)」が、ブロックチェーン組織Nem Foundationと求人市場Jobbaticalと共同で立ち上げたプログラムで、ブロックチェーン関連のサービスの提供や、マレーシア企業でトレーニングを受けたりするため、外国人専門家が最長で12ヶ月間国内に滞在する権利が与えられるというもの。
MDECの成長エコシステム開発副社長のNorhizam Abdul Kadir氏は、次のように語った。
「私たちは、まずはブロックチェーンの仕事から取り組んでいきます。発行されるビザの数はマレーシアのブロックチェーン会社が運営するプロジェクトによって異なります。」
昨年7月には、Nem財団がインキュベーターおよびコワーキングスペースとして機能するためにマレーシアの首都であるクアラルンプールに1万平方フィートものNEMのブロックチェーンセンターを設立した。
このセンターには、NEMプラットフォームの研究開発の本部であるNEMブロックチェーンイノベーションラボなどもある。
参考:Star