フェイスブックの独自仮想通貨Libra(リブラ)が話題になっているが、これに対し世界最大級のソーシャルトレーディングプラットフォームであるeToro(イートロ)のCEOであるヨニ・アシア氏が言及した。同氏によれば、リブラを規制しようとすればするほど、ビットコイン需要は高まると見ている。

同氏のツイッターによれば、規制当局はリブラの規制を試みる事ができるが、規制を強化すればするほど、規制できないビットコインの採用が進むことになるとツイートしている。

フェイスブックのユーザー数は2019年時点で約24億人にのぼっていると報告されており、フェイスブック上にてリブラによるマーケットが開かれるようになれば、他の業種にも影響を与える事は間違いないとの見方が出てきる。

巨大なマーケットを形成する事で、既存の法定通貨を利用する頻度も少なくなることも考えられるため、通貨価値にも影響を及ぼすとの見方も出てきている。

そのためリブラを規制する国も出てくる可能性があり、実際に米国やロシアにおいても規制した方がいいとの発言も出てきている。

しかし、そのような対応をする事でリブラによって既に仮想通貨業界に注目が集まっている事もあり、その代理としてビットコイン購入へと人々は舵を換えていくとみられる。

リブラのこのような規制に対し、具体的にどのそうな措置をしていくのか国々の対応に関しても注目の流れが出てきている。

インド・中国・イラン・北朝鮮などの国に関してはリブラのウォレットであるCalibra(カリブラ)が利用できない可能性があると言われている。

これらの国々は以前からビットコインの普及が進む国としても挙げられており、大手仮想通貨ビットメックスのCEOであるアーサーヘイズ氏は世界中で現金使用禁止の流れは中国やインドから始まるとの予想をしている。

リブラの出現により、仮想通貨業界、キャッシュレス化の流れに世界は進むことになり、大きな金融再編へと進むことになるだろう。