BakktのCEOであるKelly Loeffler氏は13日、2019年7月上旬にビットコイン先物取引のテストを開始する計画を発表した。
2018年8月に最初に発表された機関向け暗号取引所Bakktは、その親会社であるIntercontinental Exchange(ICE)と共同で、連邦規制の先物取引所におけるビットコイン先物取引テストを間もなく導入するという。
Loeffler氏は、「ICEおよび決済パートナーと、そして今後数週間にわたって顧客と協力して、カストディ取引業務のユーザーテスト(UAT)の準備を進めます。テストは7月に開始される予定です。」と述べたが、実際先物提供のライセンス取得に関しては延期が続いているため、正式に開始されるかどうかは定かでない。
ただ、発表に加えて同社はまた、連邦規制に準拠し、投資家保護に関する主要な要件を満たすために、米国商品先物取引委員会と緊密に協力していたことも報告した。
4月下旬に、Bakktは暗号管理サービスであるDigital Asset Custody Company(DACC)を買収し、ニューヨークの金融サービス局にデジタル資産の適格管理者としての機能を果たすための信託会社として活動することを申請したと発表した。
CFTC委員によるBakktの免除申請が承認されない限り、Bakktの現物決済を伴う先物取引はスタートしないが、サービス開始へ向けて準備は着々と進められているようだ。
参考:Bakkt