ウクライナの首都キエフにて公共交通機関がビットコイン決済の導入を検討していることが分かった。

ビットコイン決済の導入については2018年の時点から提案されていたが、当時はビットコインを実用化にすることはコストが高すぎる問題があったため、一時的に放棄されていた。

しかし、時間の経過とともに導入コストを安く抑えることができるようになり、さらにビットコイン価格も下落したこともあり再検討が行われるようになった。

内容は実際にビットコイン決済を採用した際にどのようなメリットが得られるかという点で行われたと伝えられている。

ビットコイン決済が導入された場合にはお金の流れは変化することも考えられ、現金やクレジットカード経由でチャージされる現状から仮想通貨取引所や独自のハードウォレットからチャージすることにもなり、VISAやMASTER以外に金融機関にも影響を与えるとの見方もある。

ウクライナ以外にも世界各国で通勤のプロセスを簡素化する際にプリペイドカードを使用するのが一般的となっており、南米アルゼンチンにおいてはSUBEカードと呼ばれるカードでビットコインが受け入れられている。

日本においてはSuicaのチャージでビットコインを使用できるようにする計画があることが明らかとなっており、今後ビットコインは様々な交通機関に使えるようになることも考えられる。

これにより、世界各国でビットコインが導入できるようになれば、長期滞在をする場合にわざわざ法定通貨を使わずに現地のプリペイとカードにチャージすることができ、反対にプリペイトカードでチャージされたお金をビットコインに換金できるようになればさらに利便性が高まっていくだろう。

参考:BitcoinExchangeGuide