仮想通貨XRP(リップル)の価格に連動する上場取引型金融商品(Exchange-Traded Product:ETP)が、スイスの主要証券取引所SIXで公開された。

ETPの製造元である「Amun AG」は2日、ティッカーシンボル「AXRP」となるXRPのETPの取引を開始したことを発表した。

同社は先月にすでにXRPのETPをローンチすることを発表しており、同社のCEOであるHany Rashwan氏も、当時すでに取引所のSIXから承認されていると伝えていた。

今回XRPのETPが発売されたことで、Amun AGが現在SIX取引所に上場している仮想通貨ETP製品は、合計4つとなった。先月、同社はイーサリアム(ETH)ベースのETP(AETH)を発表した。

さらにその前月にはビットコイン(BTC)ベースのETP(ABTC)も開始し、昨年11月にはティッカーシンボル「HODL」のAmun Crypto Basket Index ETPを発表している。HODL商品は、時価総額と流動性の観点からトップ5の仮想通貨を追跡しており、現在はBTC、XRP、ETH、BCH、およびLTCで構成されている。

Rashwan氏は、「(仮想通貨の投資を)株式の購入と同じくらい簡単にしたい。私たちは、投資家が暗号資産クラスに簡単かつ安全で、規制された方法でアクセスできるように努めているのです。」と語った。

仮想通貨に十分な流動性、優れた開発記録、そして悪意のある活動がない限り同社はETP製品を追加し続けるとRashwan氏は述べた。

さらにRashwan氏は、「私たちは他の戦略、より多くの単一資産ETP、そしてより多くのインデックスを立ち上げることを計画しています。今年は6~8回の追加発売を計画しています。」と今後の見通しについても語った。

参考:CoinDesk