ツイッター及びスクエアのCEOであるジャック・ドーシー氏が決済サービスアプリの「キャッシュ」を使ったビットコイン取引に関し、日本で始める予定はないとの発言をした。

米国ではスクエアの自社アプリであるキャッシュは昨年1月にビットコインの売買を開始しサービス提供後、ビットコインの売上高は右肩上がりとなっており、昨年1年間で1億6,600万ドル(約182億円)以上であった。

これを期に日本でのサービス開始について市場からは期待感があったが、日本についてサービス提供を保留する形となっている。

ドーシー氏自身は、先日自身のツイッターにて仮想通貨関連のエンジニアを募集したことでも話題となった。その際、同氏は利益追求のためにエンジニアを募集するのではなく、あくまでビットコインの非中央集権主義の目的を崩さずにエンジニアが職することを望んでいる。

そのような考えから日本の仮想通貨市場には焦らず、時期を見計らってサービスを展開していくと思われる。ドーシー氏自身はビットコイン愛好家としても知られており、同氏のビットコインに対する肯定的な発言は市場に活気を与えている。

また、スクエアの決済サービスにおいてビットコインの取引速度の向上と手数料の削減を目指すライトニングネットワークの導入にも前向きな見解を示している。

スクエアにてビットコイン取引ができるようになれば、早い段階で利用してみたい顧客は増えていくことだろう。日本も海外に追従していきキャッシュレス化が進めばビットコインもさらに多くの人々に認知されるようになるだろう。

参考:CNET Japan