世界的に経済誌として知られているフォーブス誌が毎年行っている最も革新的なフィンテック企業を紹介する「Fintech50」にてリップル社が選ばれた。これでリップル社は5年連続となった。
フォーブスはリップル社の紹介文にて、「ブロックチェーンベースのグローバル決済ネットワークは世界中のほぼ全ての銀行と繋がっていたSWIFTに変わるもの」と説明しており、同社が昨年10月にリリースした仮想通貨のエックスアールピー(XRP)を用いた国際送金サービスであるxRapidを紹介した。さらにXRPについてはビットコインに次ぐ価値を有しているとも説明している。
仮想通貨XRPだけでなく、同社が展開している国際送金ネットワーク、RippleNetに加盟する金融機関も増えており、最近の調査では参加する金融機関は200社を超えたとも報告されている。
Fintech50には他にも仮想通貨・ブロックチェーン関連企業が選ばれており、ビットフューリー、サークル、コインベースなどもリストに載っている。
次の世代に必要と認識されてきている仮想通貨やブロックチェーン技術は今後さらに人々に浸透していくと思われ、Fintech50にはさらに関連企業が軒をそろえていくことだろう。
リップル社に関しては金融機関が続々と参加していることもあり、既存のネットワークであるSWIFTは危機感をつのらせている。
そのためSWIFT自身もブロックチェーン技術を採用することを検討しており、最近ではR3社の開発するCordaプラットフォームを利用することを発表したばかりだ。ブロックチェーンは金融の分野においてなくてはならない技術としてさらに認識されていくだろう。
XRPはイーサリアム(ETH)の時価総額を超え、現在2位をキープしており、この地位は今後も変わらないとの見方も出てきている。
国際送金分野だけに限らず、最近ではオンラインストアにてもXRPを利用することが可能となっていることもあり、徐々に仮想通貨が実需として使えるケースが増えてきている。
普段から決済分野に支障がなく使えるようになるのも“5年から10年”と近い将来だとの見方も出てきている。今後のリップル社の活躍に期待したい。
参考:Forbes