最近、市場の低迷も手伝いビットコイン(BTC)がどれくらいまで最安値を更新するのかレート予想をする話題が持ち上がっているがそんな中、投資会社Creative PlanningのCIO(最高投資責任者)であるピーター・マローク氏は特に極端な予測として0円(無価値)になるとコメントしている。
同氏は米国・カンザス州に本社を構えている独立系投資会社であるCreative Planning Incの社長兼最高投資責任者を務めており320億ドル、日本円にして約3兆6,000億円の資産を管理している。
マローク氏はビットコインはデッドマンウォーキング(死刑台に向かっている)と述べているが、ビットコインが0円まで価値のないものになると明言したのは彼が始めてだろう。
世のアナリストやビットコインに肯定的な見方をしている投資会社のトップの人々は市場について現状あくまで低迷するが、後に価格は上昇することを見込んでおりビットコインが無価値になるとは意見しないが、マローク氏からすれば今の弱気相場は終焉に向かっている前兆と見ており、すでに死んでいるように見えるという。
しかしながら同氏はビットコインには否定的な見方をしつつも、ブロックチェーンに関しては画期的な技術として評価をしている。
この見解はブロックチェーン技術に力を入れ、特許もIBMと競い合っている中国流通大手であるアリババのCEO、ジャック・マー氏と近い見解だと言える。
また、仮想通貨とブロックチェーンの関係性についてはブロックチェーン革命がビットコインを救うと言うような関係は期待すべきでないと、ブロックチェーンと仮想通貨を切り離して見るようにとも勧めている。
参考:CCN