先日、イーサリアム共同創始者であるヴィタリック・ブテリン氏が今の1,000倍以上は望めないとし、仮想通貨市場は天井に近いと発言をしたことが話題となったが、同じくイーサリアム共同創始者であるジョセフ・ルービン氏は別の発言をしている。
ルービン氏は11日のCNNライブ番組に主演した際に、ブテリン氏とは反対の意見を表明し、むしろまだ成長の余地があると主張した。今年に入り、低迷を続けている仮想通貨市場の今後の伸びについてトップ同士、見解が分かれている。
ルービン氏はヴィタリック氏は素晴らしいが、この件に関し彼に反対しなければならないようだと述べ、この技術は今後2~30年間、経済や政治のシステムに対して影響力を持つと確信している。
さらに我々はまだスタート地点にいるに過ぎないとしており、この技術はまだかなり未熟だと、更なる活用方法がまだ見いだせていない事も認めている。
将来についてはこの業界は大きな進化を遂げるだろうと見ており、現在は資産とみなされる全てのものが、将来的には仮想通貨の資産として表現されるようになり、まだ成長は続くと期待感を募らせている。
また、起業家のウィンクルボス兄弟と米国のブロックチェーン企業パクソスが10日イーサリアムを基盤にした米ドルと1対1の比率で連動するステーブルコインの発行を米規制当局に認可されたことに加え、もっと大きなプロジェクトかもしれない決済企業サークルが開発するセンターももうすぐ来るだろう指摘している。
しかし、これらは洗練されたアプリを作るために必要な基盤であると述べた上で、間違いなく良い方向へと向かっていると話した。
ルービン氏の今回の発言はブテリン氏の発言に比べ、将来について希望をもたらすものとなった。
実際、仮想通貨やブロックチェーンのあり方については、認めない人がおられつつも、少しづつ認めるような発言や行動に方向転換をしているため、年を追う毎に賛同する人々は増えているのではないだろうか。
参考:CNN