英国のフィリップ・ハモンド財務大臣は22日、政府の「暗号資産タスクフォース」を発表しました。CNBCによって伝えられています。
英国財務省の声明によると、ハモンド氏は政府の第2回国際フィンテック会議で、財務省に加えてBOE(イングランド銀行)とFCA(金融行為規制機構)を含むタスクフォースは、政府の大規模なフィンテックセクター戦略の一環であり、英国が暗号資産のリスクを管理し、潜在的な技術による利点を活用できると見ており、ハモンド氏は今回の発表の中で、以下のように述べました。
「英国を世界的なフィンテック企業にとって最も魅力的な居場所にしたい。」
「私たちの扉は革新者や発明家に向けて常に開かれています。」
このような発言から、英国ではフィンテックや暗号資産の技術を迎え入れることに積極的である姿勢が伺えます。
1月の世界経済フォーラムで、テレサ・メイ英首相は、「暗号通貨の潜在的犯罪使用について懸念している」と述べており、これに対して、ハモンド氏は適切な規制が要するという見解を示しました。
今月、イングランド銀行のMark Carney(マーク・カーニー)総裁は、暗号資産の規制に関して新しい基準を打ち出すのではなく、よりオープンな監視をする方針となると見通しています。
フィンテックに先進的かつ積極的な受け入れの姿勢を見せている英国ですが、今回のタスクフォース設置により、さらなる技術革新が期待されます。
参考:CNBC