かねてから話題となっている、SBIグループによる仮想通貨取引所「SBIバーチャル・カレンシーズ」ですが、1月30日から試験的に販売所形式のサービスとして、デジタルアセット「XRP」を一部顧客限定で販売開始することが分かりました。
香港に設立されるグローバルな仮想通貨取引所「DigitAEX Limited.」(以前、SBI MAX、Global MAX、Digital Asset Exchange(仮)とされていたもの)と、連携して行われる模様です。
取引所形式のサービスではHuobi社のシステムを使い、XRPの他、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコイン(BTC)などを扱う予定ですが、取引所形式でのサービスは、先に起きたコインチェック社の不正送金の問題などを受け、金融庁および各社対応、また各国政府による規制について3月19日~20日まで行われるG20での議論などを考慮した上で、取引開始日程を決定する予定となっています。
SBIバーチャル・カレンシーズでは、セキュリティ対策を重視しており、より高い堅牢性によってハッキングなどのサイバー攻撃から仮想通貨を守ること、リスク管理に重きを置いています。
コインチェックでの不正送金問題が起こってしまったので、セキュリティに関しては、ユーザーも敏感です。より慎重に堅牢なシステムが求められます。
また、仮想通貨やその技術に詳しい方であれば、ハードウェアウォレットに自身の保有する通貨を保管することは難しくありませんが、初心者の方にとっては少々ハードルが高いかもしれません。
中にはセルフGOX(自身での誤送信などによる通貨の消失)などにより、安全に保管するはずが、送信に失敗してしまい保有通貨を失ってしまう例も見られます。
取引所に資産を置きっぱなしにするのは取引所リスクもついてきますが、SBIバーチャル・カレンシーズにはこういったリスクに対しても安全に利用できるようなシステム、資産を置いても安心な取引所が求められているのではないでしょうか。
SBIバーチャル・カレンシーズの本格的な開業日程は現在、明らかではありませんが、多くの期待の声とともに、取引開始日の発表が待たれます。