国内大手の仮想通貨取引所、bitFlyerが米国へ進出することが分かった。米CoinDeskにより伝えられている。

米国の34の州ですでに事業に関する承認を得ており、またサンフランシスコにはオフィスも開設されたとのこと。仮想通貨取引所としての稼働の時期は2017年秋ころを予定しているというので、遠くない話だ。

米国は州ごとに仮想通貨に関する法的な規制が異なる。例えば先日、米大手仮想通貨取引所のPoloniexなどに対し規制があったワシントン州のこともあり、一部の州では規制が強化されている。主に利用者保護の観点からだが、マネーロンダリング(資金洗浄)や犯罪資金などを防ぐ目的もある。

CoinDeskのインタビューに対し、bitFlyer代表の加納裕三氏は「本社は日本に置くが、米国での展開がグローバル企業としての第一歩となることに気持ちが高まっている」と述べた。

国内でも取引を始める方が増えてきた、ビットコイン(BTC)など仮想通貨への投資。ビットコインの価格は19日18時現在で1BTCあたり44万8,000円で前日(24時間)との比較では5%マイナスと、少し調整気味だが底は堅いとの見方が強い。

このところでは、ビットコインキャッシュ(BCH)が高騰しており、1BCHあたり8万円ほどを推移している。現在は非常にボラティリティ(価格変動率)の高い相場になっているので、これから買うのであれば、もう少し様子見をしてもいいかもしれない。このあたりは慎重な判断が求められる。

bitFlyerはビットコインの取引量が国内で最大級だが、さらに米国というマーケットで規模を拡大し展開していくということで、ビットコインユーザーたちからますます注目を集めている。今後の動向が期待される。

参考:CoinDesk