1日に誕生してから話題の絶えないビットコインキャッシュ(BCH)。各仮想通貨取引所での扱いが対応を始めると、一時的には市場全体の時価総額3位となったが、ビットコイン(BTC)への交換が目立ち、またビットコインも一時の懸念を解消したことからその価格を大きく上げた。

しばらく激しい乱高下をみせた後にこの1週間では、1ビットコインキャッシュあたり3万円から3万5,000円ほどを推移しており、派手な動きはなかったが18日現在、1ビットコインキャッシュあたり5万2,000円まで価格を上げ、これは前日(24時間)の比較で60%のプラスとなっている。(CoinMarketCapの統計より)

とくに目先の好材料は見当たらないが、韓国ウォンでのペアで取引が多いのが目立つ。また、大手仮想通貨取引所のPoloniexで14日に付与され、取り扱いがされるようになったが、これにより買いが強まったという見方もされている。一時は100%以上のプラスも見せている。

ルーマーではRedditでビットコインキャッシュのマイニングについてのやり取りが見られたというが、当該のソースをあてにするのも信憑性に欠けるし、判断が難しいところではある。おそらく投機的な資金でしかないので、ビットコインキャッシュはこの先、利確して戻りも早いとの予測が強い。そのため、5万円を下回るまでは様子見をした方がいいかもしれない。

さて、ビットコイン(BTC)は変わらずの横ばい相場で本日は47万円ほどで推移している。50万円を試す余力はまだ十分にありそうだ。長期でホールドならビットコインがダントツだろう。

気になるところはやはり、リップル(XRP)だろう。しばらく温めていた時価総額3位の座をまたしてもビットコインキャッシュに譲ってしまった。しかも今回も前回同様、一晩にしての出来事だ。リップルは材料に左右されない分、マイペースだと言われることがあるが、仮想通貨の中でも先進的な技術に基いているため、送金ネットワークとして、銀行など企業に普及が行き届いてからの、成長を楽しみにホールドする投資家が多い。

現在1リップルあたり17円から18円を推移しており、先の高値より下げているものの、このあたりで押し目買いか、どうしてもお買い得感は否めない。1桁台(10円未満)を狙いたいという声も散見される中、ここは冷静な判断が求められる。市場参加者からは仮想通貨全体の相場動向に注目が集まっている。