株式会社フィスコのグループ会社の株式会社フィスコ仮想通貨取引所が、ビットコイン(BTC)建てでの無担保社債を試験的に発行した。仮想通貨に対して投資家たちの関心が高まっている中、ビットコインを用いた社債(BTC債)の発行は国内で初の試みとなる。

今回発行したBTC債は額面価額はビットコイン表示であり、BTC債の保有者への利払いや償還もビットコインで受けることになるという。また、BTC債は会社法で定められている「社債」の扱いにはならないとしたうえで、ビットコイン建てという点以外では可能な範囲で通常の社債と同じような性質を保てるように設定されるという。

例えば、債券保有者保護の観点で、BTC債も社債同様に投資した際に適用される関連法の規律に則した運営を設定し、フィスコ仮想通貨取引所はこれを遵守するとしている。

今回フィスコ仮想通貨取引所により発行されるBTC債は、総額200BTC、券面は不発行、額面価額を4BTC、年3.0%の利率で満期は平成32年8月10日になる。また、フィスコ仮想通貨取引所と連帯し、フィスコもBTC債に係る保証債務を負担するとしている。

仮想通貨は金融商品ではないため、社債と同等の商品としてビットコイン建てで扱うとなると、法律面など複雑な要因があり現行法では商品化するのは難しい。フィスコ仮想通貨取引所の今回の取り組みが成功し、このような商品が認知されてくれば、ビットコインなど仮想通貨の普及や市場の活性化にも繋がるだろう。

今や日本の仮想通貨やフィンテック業界を担うといっても過言ではない株式会社フィスコ。方方では今後の動向に期待が高まっている。

参考:株式会社フィスコ ニュースリリース(PDF)