今月1日に誕生し、直後暴騰していたビットコインキャッシュ(BCH)、その後数日かけてしばらく低迷し、その時価総額も大きく下げていたが、7日14時現在では1BCH/245.95USD(約27,247円)と前日(24時間)比で、13.24%と再び相場を上げている。(CoinMarketCapの統計より)

今回、先に低迷していた要因として、分岐前のビットコイン(BTC)やその他のアルトコイン(オルトコイン)に買い戻しが入り、資金が流れていたと主に考えられていたが、底を打ったように本日は上昇している。

各取引所の対応が始まり、売りが集中したが、このあたりで値ごろ感もあり、市場参加者の間では短期でトレードをする方も見られる。ビットコインキャッシュは決済などに使おうとすると時間がかかってしまい、実用的なものではないのが現状だ。この他にもさまざまな懸念材料を抱えているが、売りが一巡したと思われる今、投機的には需要が残されているのだろう。

仮想通貨市場において、一日で13%の上昇というのは特段珍しい値動きではないが、ビットコインからの派生ということで、やはり注目度は高い。信用を裏付けるものも乏しく、まだしばらくはボラティリティ(価格変動率)が高くなるとの予測もあるため、大きくレバレッジをかけるのは危険かもしれない。ここでは様子見をしておきたい。

ビットコインキャッシュに関しては、そのままビットコインに買い替えるのもアリだが、これから購入するのであれば根拠ない出資ほど危ないものはない。予測は困難なため、冷静な判断を持った上でリスクを承知で願いたい。市場参加者も増加傾向にあり、仮想通貨全体的に底上げをしてきている今、今後の相場動向が注目されている。