仮想通貨元年と言われる2017年。かなり、値動きが激しく、その乱高下に振り回されたという方も少なくないだろう。7月は比較的穏やかな推移だったが、本日7月31日ということで、今月の相場動向を振り返ってみたい。(統計はCoinMarketCapより。)

様々な懸念を乗り越えたBTC

まずは、主要な仮想通貨ごとに価格推移を見ていきたい。時価総額不動の1位、ビットコイン(BTC)の価格だが、7月1日では1BTC/2,492ドル。10日ころまでは2,500ドル前後を推移していたが、ここから16日にかけて1,860ドルまで大きく下げた。このころはUASF(BIP148)の時期が近づき、に対する話題が増え、国内外問わず懸念する声が高まっていた時期と重なる。その後、6月に行われたNYA(ニューヨーク協定)によりBIP91の案が多く支持を集め、方向性が定まるとUASFでの分岐回避からの安堵からか、20日には2,863ドルと高値を付けた。一時2,500ドル台まで戻すことはあったが、調整と見られ、大幅な下落などは確認されなかった。今日まで堅調な動きを続け、現在は2,744ドル(約30万3,000円)と、先のビットコインキャッシュによるハードフォークを控える中、高値挑戦との見方もされる。ここはどうなるか見ものだ。

低迷気味なイーサだが

次に続く時価総額2位のイーサリアム(ETH)だが、今に始まったわけではないが、激動の1ヶ月だった。1日は1ETH/277ドルだったが、12日にかけて190ドルほどまで下げた。翌日13日には230ドルまで一気に値を上げるも、またしても下落、乱高下を続けながら値を下げており、一時約180ドルまで下げたが、現在では約200ドル(約2万2,000円)まで戻してきており、長い調整期間に入っているとの見方もされている。

長期的にはXRPにも期待

現在3位のリップル(XRP)だが、今月はとくに前向きなニュースが多く、リップルの保有者の間でも話題が絶えなかった。しかし、相場は思うようには動かないのが面白いところでもある。1日には1XRP/0.26ドルほどだったが、16日までにかけて0.13ドルまで下げた。約2週間で半額だが、XRPはSBIグループなど大手企業や銀行が送金ネットワークとしての価値を見出しており、今回の相場は気にするような低下ではないと考えられる。その後、価格の上下を続け現在は0.165ドル(約18.2円)を推移している。リップルには短期での利益を求めるより、長期的なホールドがいいかもしれない。また、近くRipple社に出資しているSBIホールディングス傘下のSBIバーチャルカレンシーズが国内で、SBIMAXが香港での仮想通貨取引所として設立予定もあるので、このあたりで価格が上昇すると予測される。

ライトコイン、もう一度高値挑戦へ

4位のライトコイン(LTC)は、1日に1LTC/40.3ドルで現在も変わらず40.3ドルだ。しかし、その間の乱高下はかなり激しい。5日までに55ドルを超え、高値更新となった。8日までに45ドルと価格を下げ、翌9日には再度50ドル台まで上げた。そして16日まで下落。一時36ドルとなった。ここから堅調な動きに変わり、21日には46ドル、現在は40ドル(約4,400円)前後で推移している。55ドル台まで値をつけた時は注目の的となっていたが、ビットコインにSegwit2xの案が採用され、それまで代替的に買われていたが、またビットコインに戻ったとの見方がされている。しかし、先の55ドルを取り返す勢いは充分にありそうだ。

潜在的には価値が高いNEM

時価総額5位のネム(XEM)は、1日に1XEM/0.158円から4日には0.196円と順調な出だしだったが、やはり16日まで下落。0.09ドルと半値以上下げ、これが続くかと方方では心配の声も見られた。その後、23日までじりじりと上げ再度0.18ドルを取り返した。底値で購入できた方は1週間で資産が実に2倍だ。ここから大幅な乱れもなく現在0.16ドル(約18円)と堅調だ。ネムは潜在的な価値が高いと考えられており、もう一段落したらネムも大きく値を上げていくといった見解もある。

仮想通貨全体の動向にも注目

穏やかな相場だったという意見もある7月だったが、時価総額上位5位まででも、かなり激しい動向をしている。やはり今月もビットコインの価格は上昇傾向にあり、月初と月末を比較してみれば、250ドル上昇させた。ビットコインに関しては目先は8月1日から11月以降に向けられており、また、Segwit2xの採用により、取引量が増えることが考えられるため、新規参入する投資家も増え、これからも市場は拡大していくだろう。市場ではビットコイン以外の通貨にも多くの注目がされている。