仮想通貨「ステータス(SNT)」のICOが行われたということで話題を集めている。すでに織り込み済みの材料ではあるが、イーサリアム(ETH)にも少なからず好材料ではあるだろう。

と、いうのもステータスのICOはイーサリアムでの購入になるため、前もってイーサリアムを保有しておく必要がある。駆け込みで参加するものではないが、イーサリアムに投資している方にとっては見過ごせない。

ステータスに限らず、ここのところICOで資金を集める傾向がよく見られる。間違った出資をしないためにもICOについて基礎知識をつけておきたい。

ICOは「Initial Coin Offering」の略で、株式でいうところのIPOのようなもの。出資者側はコインの価格が上がればその分、先行者利益として儲けることができ、開発者側は、トークンと呼ばれる仮想通貨を発行し、それによって資金調達を図ることができ、成功すればお互いにとってメリットを得られる。

ただ、必ずしも儲かるというかというと、そうではない。中には失敗する例も多い。しかし今回、ステータスが注目されているのはイーサリアムのネットワークでのICOということが考えられる。仮想通貨市場で時価総額2位のイーサリアムであればと安心感も手伝ってのことだろう。

ステータスのICOに参加したいという方は次の手順をご参考頂きたい。まずイーサリアムを保有しておく必要がある。1点ご注意願いたいが、取引所から直接の送金ではなく、必ずご自身のウォレットに移動させておくこと。「MyEtherWallet」に移しておくことを公式では推奨している。

ステータス購入の際には公式サイトを確認から規約に同意し、アドレスに送金すれば配当となるトークン(SNT)は7日以内に受け取ることができる。ちなみに配当は1ETH/10,000SNTとなっている。また、諸説あるが、ガスリミットの設定は200,000に設定しておくことが望ましいようだ。

昨今、勢いのあるICOに加えてイーサリアムも絡んでいるため、利確での売りが集中することも懸念される。今保有しているイーサリアムをそのまま持ったほうがいいのか、積極的な姿勢でICOに参加するのかは、ご自身の判断に委ねるところだ。ICOに参加できたからといって、「必ず儲かる」という話ではないので、ICOに参加する際はそれなりのリスクを承知のうえで自己判断をするよう願いたい。しかしながら、ここのところ立て続けに成功を見せている仮想通貨のICO。今後の相場動向に注目していきたい。

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