6月2日まで1XRP/37円前後と高値を付けたリップルだが、この10日間の相場動向が芳しくない。今に始まったことではないが、現時点(6月10日20時)では1XRP/28円前後で推移している。仮想通貨市場がまだ未熟で発展途上とうこともあり、中・長期的な投資としてみると、どうしてもこのように乱高下に出くわす。これを乗り切る体力があればいいが、短期の場合はあまりオススメできるものではない。もちろん相場観に慣れたFX投資家であれば、ボラティリティを狙って一気に稼ぐことができる格好の市場であることは間違いない。

リップルに象徴されるジェットコースター相場だが、市場ではこの数日は価格を下げると予測している。乱高下を続ける現状では底値を狙う必要もないし、そこそこの値で買うことができれば、利益確定時点で手堅く利ざやを抜いた方がいいだろう。買いのタイミングといった概念は今の相場動向では皆無かもしれない。もちろん、できるだけ安く買えることにこしたことはないが。

今の相場では様子見だが、20円台前半まで下げてくれば、買ってもありだ。中には「仮想通貨なんて今だけで幻想だ」「まったくのゼロになりうる」といった意見も見られるが、こればかりは個人の判断にもよるだろう。しかし、リップルがこの先、仮想通貨としてまったくの無価値になるともそうそう思えない。

その背景にはGoogleを筆頭にさまざまな世界的企業が出資をしているという安心感も手伝っているが、果たしてどうなるだろうか。謂れのとおり「リップルは月と化す」のだろうか?そもそも仮想通貨自体、材料がなければ数週間、数ヶ月で判断できるような市場ではないが。

さまざまな方面からも注目される今、リップルのジェットコースターは再び上昇するのか、スリリングな急降下を演じるのか、今後の相場動向が注目されている。