5月16日、厚生労働省は、せき止めに効果のあるコデインの成分を含む医薬品に関して、小児に対する処方制限を検討することを発表しました。コデインはモルヒネに似た成分で、小児が服用した場合、呼吸困難など重篤な副作用がみられることもあります。また、成人であっても用法・用量に注意する必要があります。

ネットでは危険視する声も

これに対し、ネット上でも大きく話題となっていて、「今売り場にあるヤツ全部撤去だわな」、「今でも市販されてるのおかしすぎ」、「呼吸抑制とか腸管麻痺とか出るからやめた方がいい」、「コデインって危険ドラッグより危険」、「咳き止めるだけの効果に対して副作用が大きすぎ」といった、コデインを危険視する声や、「毒にも薬にもなる正しい知識で的確に」、「ケースバイケース」、「風邪で先週飲んでた寝てる間だいぶ楽になった」といった、適正な使用は問題ないという意見や、中には「スプライトとまぜろ」、「ダーティスプライト試してみたい」といった、コデインで遊んでみたいという、あまり賛成できないことを考える人もいます。

コデインの乱用は危険

コデインは国内でも市販の咳止めシロップなどに含まれ、米国など海外では若者がコデインとスプライトを混ぜたドリンクでトリップをするなど、危険な遊びも流行し、問題となっています。薬物中毒者に多く見られますが、絶対にこういったマネをしないようにご注意ください。正しく使用すれば咳を止めてくれて便利な「クスリ」ですが、逆から読めば「リスク」でもあります。厚労省が小児で処方制限を検討しているということは、成人であっても大量摂取した場合は健康に害を及ぼすおそれもあります。

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