総務省は2017年3月28日、スマホを使ったマイナンバーカード(個人番号カード)の本人確認ができる利用者証明機能を対応させる実証実験で、従来までは困難だと思われていたiPhoneへの導入ができる見通しになったことが明らかになった。iOSだけでなくAndroidも含め、2019年までの実用化を目指すという。

マイナンバーカードは一般的に、個人番号などの大事な情報を他人に知られるおそれもあるため、常に携帯することを避ける傾向があるが、スマホに利用者証明機能が対応すれば、マイナンバーカードを持ち歩かなくても本人確認ができる。スマホに対象のアプリをインストールし、読み取り機能が付いているPCやスマホと接続されたカードリーダーによって、マイナンバーカードを読み込むことで利用者証明機能を利用することができる。iPhoneはOSの一部に、AndroidはSIMカードに、この機能が実装されるという。

スマホ1台で個人番号の本人確認ができるのは便利だがその分、スマホの取扱いには今まで以上に紛失などセキュリティー面にも気を配る必要がある。

参考:SankeiBiz