米国証券取引委員会(SEC)の元インターネット執行責任者は、暗号通貨業界に「規制の猛攻撃は始まったばかりだ」と警告した。

SECの元職員であるジョン・リード・スターク氏は、暗号通貨業界に規制の嵐が吹き荒れることを警告した。スターク氏はSECでインターネット執行局を設立し、主任として11年間務めた経歴を持つ。また、SECで執行弁護士として15年間活躍し、サイバー関連のプロジェクト、調査、および執行措置を主導してきた。

スターク氏は木曜日のツイートで、SECが「暗号通貨貸出プログラムの登録に失敗したことでBlockFiを攻撃し、コCoinbaseが暗号通貨貸出プログラムの立ち上げを阻止し、Gemini/Genesisをその仮想通貨貸出の利益のために攻撃した」と説明した。

先週SECは暗号通貨取引所Gemniと暗号通貨貸出Genesisに対し、個人投資家に証券を未登録で提供および販売したと勧告した。昨年2月にも、11月に破産を申請した暗号通貨通貨貸出プラットフォームのBlockFiに対しても措置を講じた。

さらに2021年9月には、Nasdaqにも上場している暗号通貨取引所Coinbaseが融資プログラムを開始した場合にはCoinbaseを訴えると述べ、Coinbaseは計画を断念している。

スターク氏も暗号通貨懐疑論者であり、SNSで暗号通貨への投資の危険性について定期的にコメントしている。曰く「暗号空間ではポンジスキームが続き、死のスパイラルが始まった可能性ある。」と述べており、暗号通貨投資には伝統的な投資に比べてFDIC保険、SEC検査チーム、規制監督、認可、消費者保護がないことを強調し、警告を与えている。