22日水曜日、ビットコインのマイニングが調整アルゴリズムにより前回より2.35%難易度の低下を見せた。BTCの市場価格が下落し、電力料金とのバランスからマイニングを停止するマイナーもいる中で、残ったマイナーの収益を助ける材料となっている。

ビットコインネットワークのライフサイクルにおいて、2016ブロックに1回の頻度でマイニングの難易度調整が行われる。ブロックは10分に1度の頻度でマイニングされるように設計されており、2016ブロック×10分=2週間に1度マイニング難易度が見直される計算となる。

新たな難易度調整は過去2週間においてマイニングに参加したマイナーのハッシュレートをもとに算出されるため、難易度が低下するということはそれだけ全体のマイナーがもつハッシュレートが低下したことを示す。

22日水曜日の難易度調整はブロック高741,888で行われ、ビットコインネットワーク開始から368サイクル目の難易度調整となった。

その他のビットコインネットワークにおける著名なライフサイクルイベントとして半減期が挙げられ、こちらは210,000ブロック毎にマイニングされた際の報酬BTCが半減されていくというもので、創世当初50 BTCだった報酬は3度の半減期を向けた今日、6.25 BTCへと調整されている。難易度調整同様、実施時期はブロック高によるため各ブロックのマイニング時間により変動しうるが、次回の半減期は現在のところ2024年4月23日に発生すると予想されている。

BTCの市場価格は下落し、各地のエネルギー問題に伴う電力料金上昇などからマイニング事業の損益分岐点は大きく変動しており、中国フリーマーケットアプリなどでは中古のGPUが大量に投げ売りされている光景などが報告されている。