アルゼンチンの大手ソフトウェア開発企業Globantの共同創設者Guibert Englebienne氏は、すべての企業が暗号通貨、NFT、メタバースなどのテクノロジーがもたらす物を意識しておくべきであると考えを明らかにした。

Englebienne氏曰く、これらの新しいテクノロジーが既存のビジネスの運営を混乱させる可能性があり、影響範囲を理解するためにもある程度の時間を投資する必要があるかもしれないと説明した。

Englebienne氏は自身のことをメタバース、NFT、暗号通貨などを含む新しいテクノロジーのファンだと語り、現在これらの技術は合法ではあるが、それを取り巻くノイズが多すぎると主張している。

2003年に起業したGlobantは中南米を中心に欧州やインドなどにも展開する、アルゼンチンを代表するビッグテック企業の一つ。

暗号通貨とその派生プロダクトはテクノロジーセクターを含む多くの業界にすでに影響を及ぼし始めており、Englebienne氏は「一般に組織は成長するに従い、自分たちに有利な習慣を身に着け、そのビジネスモデルに執着しがちですが、新たなテクノロジーの出現はビジネスに混乱をもたらします。それらを理解するためにあなたの時間の一部を捧げることは不可欠でしょう。」と述べ、新技術へのリソースの投資を怠らぬよう注意喚起をした。

現在迎えている暗号通貨市場の下落に関しても「確固たる価値を持つプロジェクトと、単なる投機的なプロジェクトを分離するためには仕方のない、ある程度健全な動きである」と評価している。