米国商品先物取引委員会(CFTC)のRostin Behnam委員長は先週、ビットコインとイーサリアムが商品であることを確信していると述べ、米国証券取引委員会(SEC)と協力して暗号通貨セクターを規制する方法を概説した。

ニュースメディアCNBCとの対談においてBehnam委員長はCFTCとSECによる暗号通貨の規制について話し合った。

インタビュアーが、SECがセキュリティトークンを、CFTCが商品先物トークンを担当するという議会の法案についてのコメントを求めると委員長は、CFTCとSECが歴史的に素晴らしい関係を築いてきていると前置きをした上で、商品がCFTCによって規制され、証券がSECによって規制されることは理にかなっていると答えた。

委員長によれば現在の暗号通貨には有価証券的コインと商品的コインの2種類があることを指摘した。

SEC会長であるゲイリー・ゲンスラー氏が暗号通貨を指して殆どが証券であるという主張をしている点について、Behnam委員長はビットコインやイーサリアムといった最大級の暗号通貨が商品であると述べた。

またSECとCFTC、2つの機関の間に意見の相違が見られるかといった質問に対しては「意見の相違があるとは言えません」と答え、各機関が最善を尽くそうとしていることを強調した。

昨今の暗号通貨暴落を受けて、市場で多くの価値が失われた一方で、顧客保護の観点が不足している点を指摘。CFTCとSECの両方が、暗号通貨セクターを「思慮深く」規制し、顧客を保護し、金融の安定性を保護したいと考えていると結論付けた。