実業家のイーロン・マスク氏が暗号通貨DogeコインをTwitter Blueサブスクリプションサービスの支払いオプションとして追加するよう提案をした。

マスク氏は電気自動車TESLAや航空宇宙メーカーSPACE XのCEOとして知られるが、先日Twitter社の株式を9.2%取得し筆頭株主となった。

Twitterのヘビーユーザーでもあるマスク氏は以前からTwitterに対する不満点や改善点をツイートし、フォロワーにもアンケートを募るなどしてきたが、大株主となって改めて大幅な改善を加えることを約束した。

現在取り組んでいるアイデアの一つとしてTwitter Blue機能の改善を提案した。一つはBlueにサインアップしたユーザーに認証チェックマークをつけること、もう一点がBlueへのサブスクリプションにDogeコインを利用可能にすることを提案している。

Twitter Blueは昨年6月に開始した月額3ドルの有料プランで、ツイートのUndoや送信前20秒以内のツイートの編集などのプレミアム機能にアクセスできるようになるもので、現在アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで実験的に開始されている。

スパムアカウントによる認証マークの悪用を防ぐために現在使用されている「公人」もしくは「公式アカウント」を認証するマークとは別の枠組みにする必要があると断りを入れた。

また、全地域で3ドルに統一されていることを受け、あるアルゼンチンのユーザーが「家族の食事が3ドルの地域もある」と指摘し、安価にするよう求めるリプライを送り、マスク氏は「現地通貨に比例して手頃な価格になる必要がある」と同意し、それに加えて、ドージコインの支払いオプションの可能性を示唆した。

創業者であるジャック・ドーシー前CEOが一貫して否定的であった公開済みツイートの編集機能にも言及をしており、独自SNSの必要性をつぶやくなどしたイーロン・マスク氏が、若者の参加も活発なInstagramやTik Tokに比べ高齢化著しいと言われるTwitterの建て直しを図っている。