ジンバブエの中央銀行であるジンバブエ準備銀行(RBZ)のジョン・マングディア総裁は月曜日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の作成に関心を持っていることを明かしたが、一方で暗号通貨を信頼していないとも付け加えた。

米メディア・ブルームバーグのレポートによると現地ジャーナリストとのインタビューの中でマングディア氏はデジタル通貨に関して、CBDCを展開したその他の国々の足跡を辿るつもりであると語っている。

同じアフリカではナイジェリアが11月にCBDC「e-ナイラ」をローンチした。金融包括を巡り機能が不足しているなど賛否分かれる評価となっているが、ケニア中銀の総裁もナイジェリアのCBDCローンチを受けて、正しく使うことが重要と発言しており、ケニアもまたCBDCに前向きであることを明かした。

RBZはナイジェリアへとチームを送ることを示唆しているとレポートでは語られており、e-ナイラの立ち上げからRBZはCBDCを学ぼうとしていることが予想されている。また、RBZはすでに独自のフィンテックチームを持っているとマングディア氏は述べており、チームは一生懸命に働いてくれていると語った。

ジンバブエの政府当局者はCBDCと暗号通貨に関する見解を求めていたことが11月に報じられており、ジンバブエがエルサルバドルのように暗号通貨を公的に採用するのではないかという憶測も呼んだが、今回のマングディア氏による発言で否定された。