ソーシャルネットワーキングサービスFacebookを運営するMetaは暗号通貨広告のポリシーを緩和し、企業がプラットフォームへの暗号通貨広告を掲載しやすくすることを発表した。同社は「暗号通貨の状況が近年成熟し、安定し続けており、業界に対してより明確なルールを設定している政府の規制が増えているため」と説明した。

Metaは水曜日に新たなポリシーを発表。プラットフォームでの広告の適格性を確認するためのシグナルを増加させ、受け入れるライセンスを3つから27に増やし、27のライセンスのうち1つを所有していれば広告が掲載できるように緩和された。

今回の変更は変更以前と互換性を保っており、以前に承認された広告には影響を与えないことを強調し「この変更により、ポリシーがより公平で透明になり、中小企業を含むより多くの広告主がツールを使用してビジネスを成長させることができるようになります。」とMetaは述べた。

ただし、交換、取引、貸し出し、借り入れのための暗号通貨プラットフォーム、ソフトウェア、アプリケーション、及び製品の広告には事前に書面による許可が依然として必要であることを強調した。

以前の広告規制の強化は法規制の外にあった不適切なICOなどが蔓延していた時期でもあり、適切な規制が敷かれてきた現在であれば不必要な広告規制で暗号通貨ビジネスを締め付ける必要性は減ってきたということだろう。