米大手テレビ制作会社Foxエンターテイメントは、自社の制作する人気バラエティ番組「The Masked Singer」に特化した、非代替トークン(NFT)のマーケットプレイスおよびコミュニティサイト「maskverse.com」の立ち上げを発表した。

maskverseはBlockchain Creative Labs(BCL)との共同で発表され、NFTマーケットプレイスはEluvioブロックチェーンによって作られているという。

Foxは5月中旬にBCLの立ち上げを発表し、6月にはNFT事業に1億ドルの投入をするなどしていたが、早くもそれらの成果が結実した形となる。

The Masked Singerは気ぐるみなどで変装をした著名人が大衆の前で歌唱をし、後に正体が明かされていく様子を楽しむバラエティショーであり、本国で大人気を博した形式は各地でフランチャイズ化され、日本でもこの9月にAmazon Primeで放送開始され、まもなく第1シーズンの完結を迎えるところである。

著名人が匿名で見事な歌声を披露するところが主な趣旨ではあるが、それぞれの変装にオリジナリティがあり、そのキャラクター人気にも火が付きつつあり、これまでに登場してきたキャラクターのデジタルマスクをNFTとして販売されることとなった。

また、maskerse.comの説明によればThe Masked SingerのNFTは特別な特典や実物大の賞品を獲得するチャンスにアクセスできるとも説明している。

maskverseのNFTドロップは10月13日が最初のものとなっているが、今後のイベントとして10月21日、28日、そして11月4日、11日と、少なくとも残り4回のドロップイベントが告知されている。