ビットコインマイニング企業のBitfarmsが先週、アルゼンチンでメガビットコインマイニングファームの建設予定を発表した。

BitfarmsはNASDAQにもリストされているビットコインマイニング企業で、今回発表したマイニング施設は現地の民間電力会社との契約を通じて確保された電力を元に運営されると述べられており、Bitfarmsによれば210メガワットを超える電力供給により数千のマイナーを動かすことができるという。

完成時期は来年中とされており、完成した際には55,000のマイナーを収容することができ、生産能力を大幅に拡大できると主張している。

今年9月には1.4エクサハッシュのマイニング能力があると報告していたBitfarmsだが、同施設完成後は8エクサハッシュを達成する目標を掲げている。

同社CEOのGrodzki氏は、メガマイニングファームの建設予定地にアルゼンチンを選んだ理由について、電力会社内の倉庫へ施設の建設が許可されたことと、低価格の電力供給を挙げた。電気料金は1kWhあたり2.2セントでの契約となったことを明かしており、アメリカと比較して約5分の1ほどである。

幾度かの暴落を経ながらも上昇傾向を見せ続けるビットコイン相場に、拡大を考えるマイニング企業は後をたたず、有利な条件を探しアルゼンチンにたどり着く企業は他にも現れるかもしれない。