SNSのTwitterが木曜日、ユーザー間送金の補助機能「Tips」を開始したことを公式ブログ内で発表した。TipsはまずiOSユーザーを対象に開始され、後にAndroidへも展開していく。
Tipsは以前Tip Jarとしてテストされてきた機能を名称変更し、決済サービスの選択肢を増やして改めて提供される事となった。
Tipsで利用できる決済方法はTip Jarから使用可能だった「Bandcamp」「CashApp」「Chipper」「Patreon」「Razorpay」「Wealthsimple Cash」「Venmo」に加え、今回の正式リリースでオンライン資金調達プラットフォーム「GoFundMe」とブラジルのモバイル決済プラットフォーム「PicPay」が新たに追加され、「Strike」を通じてビットコイン送金も可能となっている。
また、ビットコイン送金についても「Strike」でライトニングネットワークを通じて可能となり、現在Strikeはエルサルバドルとハワイ・ニューヨークを除く米国で利用可能となっている。
ユーザーは自身のプロフィールページにこれらの決済サービスへの固定リンクを掲載することが出来、フォロワーやツイートを閲覧した他のユーザーによる投げ銭の導線を確保する。
Tips機能はあくまで各サービスへのリンクであり、送金に関わるサービス固有の手数料は掛かるものの、Twitter社への手数料は特に発生しない。
Twitter社のジャック・ドーシーCEOはビットコインに可能性を感じていることを予てから主張しており、Twitterがビットコイン経済圏へ参入することは予測されていたことだが、ようやくその第一歩を踏み出したと言えそうだ。