サイバーセキュリティ企業トレンドマイクロは水曜日、120を超える不正な暗号通貨マイニングアプリをオンラインで検出したことを発表した。それらのうち8つはAndroidアプリストアGoogle Play上で検出され、中には10万回以上ダウンロードされたアプリがあることも報告した。
発表によればトレンドマイクロは「私達は最近、暗号通貨クラウドマイニングアプリケーションを装った8つの欺瞞的モバイルアプリを発見した」と記され、「ユーザーはクラウドマイニング操作にお金を投資することで暗号通貨を稼ぐことができる」と説明している。
トレンドマイクロはこれらの悪意あるアプリが「ユーザーを騙して広告を見せ、平均して約15ドル/月のサブスクリプションサービスに加入させ、見返りのないマイニング機能の向上に投資させる」と説明を加え、同社は調査結果をGoogle Playに報告し、アプリはストアから直ちに削除されることとなったと付け加えた。
ただしトレンドマイクロの調査によれば未だにストア上には類似のアプリケーションがあり、中には10万回以上ダウンロードされたものもあると報告。これらのアプリケーションはマイニング機能を有しておらず、広告のクリックを促すのみのものもあり、ユーザーのボット判定と言って広告を表示させたり、ユーザーがアプリをアクティベーションするために友人を数人招待させるなど、悪意のある機能が含まれていると述べられている。