決済大手PayPalは暗号通貨関連のサービス拡大への準備のため、100を超える暗号通貨関連ポジションの採用を同社のウェブサイト上で開始している。

求人情報によると、殆どのポストは米国におけるものだが、PayPalの送金サービスの根幹をなすXoomの求人情報ではイスラエルとグアテマラに5件ずつ、アイルランドに6件、シンガポールと香港に1件ずつとグローバルに展開している。

役職に関しては暗号エンジニアリングマネージャー、プログラムマネージャー、戦略マネージャー、ブロックチェーンAML分析マネージャーエンジニアリングに関わる人物から調査員、運用マネージャーや税務マネージャー、法務ディレクターといったそれ以外の、より実務に近い人物まで多岐にわたる募集が広げられている。

PayPalのDan Shulman CEOは先週の決算発表で「スーパーアプリ」の立ち上げ、オープンバンキングの統合、英国での拡張、サードパーティーのウォレット転送など暗号通貨サービスにまつわる様々な拡張について語った。

またPayPalは最近、毎週の暗号購入制限を20,000ドルから100,000ドルへと引き上げ、年間の購入制限であった50,000ドルを撤廃しており、Shulman CEOは第1四半期の暗号関連サービスが素晴らしい成果を挙げたと述べ、需要は当初の予想の倍あると語った。