米テック企業Amazonが、自身の運営するショッピングサイトAmazonで支払いにビットコインの受け入れを計画していることをメディアCITY A.M.が26日報じた。
CITY A.M.によればアマゾンは年末までにビットコインの支払いを受け入れることを目指しており、2022年には独自トークン採用も視野に入れて調査を進めているとしている。
アマゾンは先週末に暗号通貨とブロックチェーンにまつわる求人情報を掲載しており、CITY A.M.はアマゾンCEOであるジェフ・ベゾス氏からの命令によりビットコイン受け入れ準備を整えているという内部情報を元に記事を公開した。
内部情報によれば支払いの受け入れはまずビットコインから始まり、後に主要な暗号通貨へと広がっていくと語っている。
今年2月に電気自動車のテスラが同様にビットコイン受け入れ準備を発表した際にはビットコインの価格は過去最高値を更新し続けたが、5月に環境負荷への配慮を理由にプロジェクトの停止を発表するとビットコイン価格にも即座に反映され、インフルエンサーによる市場への影響の多大さを示した。
テスラのイーロン・マスク氏は問題児としても知られており、こういった市場価格へ影響を及ぼすことを半ば知りながらも行うような節は感じられるが、果たしてジェフ・ベゾス氏はどうか。
テスラがほぼ富裕層のみへの影響であるのに対してアマゾンへのビットコイン採用となればまさしく世界中の人々に関係してくる出来事となる。
先週中頃から再び上昇基調を見せているビットコイン市場だが、今回のアマゾンによるビットコイン採用の噂が本発表となればどれほどの影響になるかは極めて注意して見ていきたい。