アメリカ合衆国フロリダ州のマイアミ市長であるフランシス・スアレス市長は、国家による1.9兆ドルに及ぶ景気刺激策が上院を通過した直後に暗号通貨を購入したと述べた。
スアレス市長はマイアミ市を暗号都市にしたい構想をもっており、今回の景気刺激策によって間違いなくビットコイン価格が上昇すると述べ、理由として人々がドル建ての貯蓄に留まりたくないであろうと語った
今日の暗号通貨ブルランの起こりとパンデミックに対抗するための景気刺激策の開始はリンクしており、コロナ禍によりサービス業などが経済的に影響を受けやすかった反面、経済的な影響が限定的であったり、巣ごもり需要で成長した業種などもあったため、そういった余剰資金の行き先として現金貯蓄ではなく暗号通貨や株式への投資が選択されているというリポートも見られており、新たな景気刺激策にも再度ビットコインへの上昇圧力が期待されている。
スアレス市長は一方で、現在ミームコインとして注目を集めるDOGEコインは購入していないと言及し、ビットコインとEthereumへ投資したことを明らかにした。
現在マイアミ市は暗号都市になるための取り組みを行っており、スアレス市長は市のウェブサイトでビットコインのホワイトペーパーをホストし、ビットコイン会議をマイアミで開催すると語った。
また、マイアミ市では職員への給与受け取りや、住民による市への支払いなどをビットコインで行い、貸借対照表の口座としてビットコインを持つ可能性がある決議を可決したと述べた。