韓国金融規制当局「金融サービス委員会(FSC)」のウン・ソンス会長が、韓国内にある約200の暗号通貨取引所が閉鎖になる可能性について言及した。

韓国議会では特定の金融取引情報の報告と使用に関する改正特別資金法が採決され、これにより韓国内の暗号通貨取引所はFSCに登録する必要性が生じる事となったが、申請受付を開始したにもかかわらずこれまでに交換業者からの申請が確認できていないことをウン会長が明かした。

改正特別資金法は3月25日に発効され、暗号通貨交換業者としての登録に半年の猶予期間が設けられているが、最終的にFSCに登録のない暗号通貨交換業者は期限を迎える9月に突然閉鎖される可能性があると警告した。

ウン会長は暗号通貨に対して「通貨ではない」という姿勢をとっており、政府が投資家へ向けて「突然大きく価格が変動する資産クラスの危険性」を説いていることを強調し、さらに来年からは暗号通貨投資で得た利益に対して課税していくと述べた。